【年頭のご挨拶】今年も挑戦です。 – 新年にあたって –
団長 須田 隆
このHPの読者の皆様、明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
まず、昨年の新潟混声合唱団の重要五大ニュースです。
1.第40回記念定期演奏会開催
9月には第40回となる記念定期演奏会を開催しました。多くの方々のご協力も得てモーツァルト「ミサ・ソレムニス」を演奏しました。
2.桂冠指揮者・永澤亀先生ご逝去
11月には、この合唱団の生みの親、育ての親であった桂冠指揮者・永澤亀先生が逝去されました。1968年の創立以来、我が団の常任指揮者としてご指導頂きました。常任指揮者は3年前にバトンタッチされ現在は永澤健先生がつとめておられます。
3.楽な声、混ざる声の実践と浸透
常任指揮者の永澤健先生による発声指導はなかなかユニークです。「楽な声」で、合唱に必要な「混ざる声」を出す、と言っても大声を出すわけではありません。低い方から高い声まで、またピアニッシモからフォルテッシモまで、各声部が、いかに楽に喉を傷めずに、混ざりあう声を出すことが出来るかを、永澤健先生が常任指揮者に就任された時から実践してきた結果が、ようやく実を結んできたと感じられるようになってきました。
4.クリスマスコンサート開催
4年ぶりとなるクリスマスコンサートを新潟駅近くの教会で開催しました。讃美歌、クリスマスソング、メサイアからハレルヤなどを歌いました
5.春合宿
4月に土日の2日間、合宿を行いました。時期は違いますが、毎年の恒例行事です。いつもは歌うだけで終わってしまう練習日ですが、合宿となると普段聞けないことなどの話合いもあってみんな楽しみにしています。
そして今年も挑戦します。
新年になり、また新曲の練習からスタートです。メインは信長貴富作曲「初心のうた」です。
最近の歌は、60代の私には昔歌った歌と違って音形やハーモニーが複雑と感じられます。ですが、今まで歌ったことのない歌が練習が進むにつれ形になり、新鮮なハーモニーを感じることが出来るのは合唱をする醍醐味です。合唱をしている楽しさというのは、練習によって自分が向上しているという意識が持てることです。
また中世合唱曲の名曲、ウイリアム・バード作曲「四声のミサ」も練習していきます。私はこういうオーソドックスな合唱曲も好きです。ポリフォニーと言われる、各声部が独立したメロディを保ち、それがそれぞれに絡みあってハーモニーになる、全体としても和声が素晴らしく、歌いがいがある歌です。
その他に「オノマトペの世界」と題して中世世俗曲を歌います。オノマトペというのは、擬音語、擬声語とか擬態語とか云う意味らしいです。歌の中で今回は動物の鳴き声の模倣が入りかなり難しい感じですが、これからの練習が楽しみです。
10月8日の第41回定期演奏会には、これらの歌を皆様に満足して聴いて頂けるよう練習していきます。その成果は当日確認して頂きたいと思います。
では皆様にとって今年が素晴らしい年でありますよう願っております。