【年頭ご挨拶】 困難はあろうとも

 

本ホームページの読者の皆様、また新潟混声合唱団を応援くださっている皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

しかしながら新年早々、能登半島を震源とした震度7の大地震、新潟県内でも震度6弱の地震による被害が発生し、また、羽田空港では航空機衝突事故が起きるなど、手放しでおめでとうと言うのもはばかられる状況です。世界でもウクライナ及び、パレスチナガザ地区における戦争は終わりが見えていません。我々としてできることは殆どないと言ってよいくらい悲観的な気持ちになります。出来ることは、一刻も早い復旧や一刻も早い戦争終結で、死者を増やすことがないよう祈るばかりです。

代わって、昨年は新型コロナウイルスが感染症法上の5類になったことで、感染対策が当事者に任せられるようになり、三密と言われた合唱界でも、マスク、消毒、ソーシャルディスタンスなどについても、その合唱団や個人の判断となりました。おかげで昨年の定期演奏会では大勢のお客様の前でマスクを外して気持ちよく歌うことができました。ご来場感謝いたします。

 

そして今年も合唱団としては歌うことで聴いてくださる皆様に元気をお届けしたいと考えております。10月19日の第53回定期演奏会に向けて練習が始まります。
演奏曲目は、①中田喜直「日本の四季の歌」、②パレストリーナ「ミサブレビス」、③さだまさし「北の国から」、④森山至貴「混声合唱組曲 鼓動」、などを予定しています。

 

新曲に取り組む時、最初に各パートの音取りを終わって合わせてみると全く音楽にならないことが多くあります。それが練習を重ねていくと混沌としたハーモニーがだんだん澄んでくる、そしてほかのパートの音も聞けるようになり、。最終的には他パートと会話をするように気持ちが通じ合うようになります。この過程が合唱をしていく中で楽しさややりがいを感じられるところです。
このようにして練習を重ね、秋の定期演奏会には皆様にご満足いただける演奏をお届けしたいと思っております。どうぞご期待ください。

 

本年が皆様方にとって健康で幸多い年となるよう願っております。

新潟混声合唱団
団長 須田 隆

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