【年頭ご挨拶】新たな音、新たな曲への挑戦

このホームページをご訪問頂いた皆様、明けましておめでとうございます。
本年も我が新潟混声合唱団を宜しくお願い申し上げます。

さて、本年は一つ重要な出来事でスタートいたしました。それは合唱団にとって発声、歌い方や表現力、更に運営にも大きな影響を持つ常任指揮者の交代です。
初代常任指揮者永澤亀先生(故人)はこの合唱団の礎を築き、合唱団員を育成し、発展させていただきました。その後を継いで二代目常任指揮者に就任されたのが永澤健先生です。永澤健先生は発声に重点を置いたご指導で団員の声の質を一つにそろえることに力を注ぎ、合唱団の表現力を大きく向上、前進させて頂きました。

そして、本年は佐藤匠先生を常任指揮者にお迎えし、第45回定期演奏会のタクトをとって頂くこととなりました。既に新たなご指導がスタートしております。佐藤匠先生はこのホームページの指揮者紹介欄にもある通り、地元新潟で多くの合唱団のご指導に携わられ育成されてきました。今年は佐藤先生のお力をお借りすることにより今までと違った音を引き出して頂きたいと思っております。まだ練習は始まったばかりですが、今年の第45回定期演奏会は佐藤先生のご指導のもと、皆様に新しい新潟混声合唱団の音、ハーモニーをお聞かせ出来ることと思います。

今回の定期演奏会は、第45回と常任指揮者交代という節目の演奏会です。45回という節目は普段ですと記念演奏会となり過去に演奏した曲をOB・OGと共に歌うことも多いのですが、今回は(記念演奏会には変わりはないのですが)、本当の節目ということで、あえて今までこの合唱団で演奏したことのない曲で構成しております。合唱団にとってはすべて新曲です。

まだ全体の曲、構成の決まっていない所も多いのですが、これまでに決まっている曲をご紹介します。ひとつは、さくらももこの詩に若手作曲家相澤直人が曲を付けた無伴奏混声合唱曲集「ぜんぶここに」から、また今回のメインステージとして、源田俊一郎編曲の混声合唱のための唱歌メドレー「ふるさとの四季」、その他「現代イギリスの響き」と冠して、ジョン・ラター他の小曲集、「林光の世界」など、懐かしくもきらりと光る曲目でお聞かせする予定です。

今の時代、生活の至る所に音楽があふれていますが、テレビにしろ、インターネットにしろ音楽は聞くものであって自分で歌ったり演奏したりするものではない人が多いようです。聞くだけの音楽でもそれなりに生活に潤いを与えたり、安らぎを覚えたり、ということはありますが、自分で音楽を作っていくのは聞くだけと違った楽しみがあります。これはやってみる価値があります。もし皆様が歌いたくなった時、新潟混声合唱団に来て一緒に歌って頂けるとしたらこんなに嬉しいことはありません。

では皆様にとって今年が素晴らしい年でありますよう願っております。

新潟混声合唱団
団長 須田 隆

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