【演奏会情報】第42回定期演奏会、今年も張り切って歌います

新潟混声合唱団
 団長 須田 隆

このホームページの読者の皆様、いつもご愛読ありがとうございます。
今年も定期演奏会の時期が巡ってまいりました。今回の演奏の紹介をさせて頂きます。

毎年のことですが、年に一度の定期演奏会はアマチュア合唱団にとってとても大切な行事です。ただ単に自分たちが歌を歌って楽しむことから、自分たちがこの1年でどれほどの成長をしたかを確認し、そして聴いて下さる皆様に恥ずかしくない演奏をお届けしたい、などの目標を持って練習に励むために欠かせない行事です。最近は、この合唱団が発足した頃に比べると音程やリズムなど難しい曲が多くなってきました。新しい曲ほどこの傾向が強くなっています。でも、そういう曲ほど歌った後の満足感が大きい気がします。定期演奏会というのは私たちの1年間の確認であり目標でもあります。

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今年の演奏曲は第1ステージ、「このみちをゆこうよ」、第2ステージ「サクソフォン独奏」、第3ステージ「美空ひばり作品集」、第4ステージ「Mass From Two Worlds」です。
それぞれの聴きどころは、

「このみちをゆこうよ」:金子みすゞの500を超えると言われる詩は平易な言葉の中にちょっと違った視点から見た深い内容が含まれています。その中から5編の詩に若手作曲家石若雅弥が曲をつけたこの曲集は、なによりも歌いやすく、また聴いて頂く人にも奇をてらうことのない素直な旋律がすっと心に届くことと思います。そして聴いた後はほんわり温かいものを感じて頂けることでしょう。

「サクソフォン独奏」:新進演奏家の小林陽平氏を迎えてのステージです。サクソフォンというと日本ではジャズやポップスでのソロ楽器や、ブラスバンドの楽器という印象が強いのですが、近現代のクラシックでも多く使われています。この楽器の魅力は何と言っても人に近い音程でいて耳に優しい柔らかい音色です。本日の小林さんの演奏は、この柔らかい音色の上に的確なリズムで力強さを感じさせてくれます。ご期待下さい。

「美空ひばり曲集」:若い人の中には美空ひばりって誰?と云うくらい、亡くなられてから年月が過ぎてしまいました。でも今回歌ってみると、時にはしんみりと、また楽しくと改めて美空ひばりの歌も古くなっていないと感じます。最近の合唱曲作曲で売れっ子の信長貴富の編曲も原曲の雰囲気を生かしつつ、ちょっとおしゃれな雰囲気を醸し出しています。楽しく聴いて頂けると思います。

「Mass From Two Worlds」:アルゼンチン出身のアリエル・キンターナが作曲したこのミサ曲は、「二つの世界からのミサ」という通り、西欧とそれ以外の地域の二つの世界の音楽が融合したように感じられる曲です。第2曲グローリアの出だしのピアノを初めて聞いた時、日本の箏の音を連想しました。この曲はヨーロッパの教会のような荘重な旋律があるかと思うと、南米のように情熱的でダイナミックな熱いリズムがあり、また、繊細なソロありで、これがミサ曲か?と思うくらいドラマチックな構成です。歌うと難しい部分も多い曲ですが、聴いて下さる方には旋律、リズムと相まって素晴らしいハーモニーを感じ、楽しんで頂けると思います。

では9月22日の演奏会でお待ちしております。

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新潟混声合唱団第42回定期演奏会
■日時:2012年9月22日(土) 開場:13時30分 開演;14時
■会場:新潟市音楽文化会館ホール
■入場料:前売り 1,200円/当日 1,500円
■前売りチケットのお求めは下記プレイガイドへ・・・
  新潟市音楽文化会館、トップトラベル新潟(DeKKY401)、新潟伊勢丹、
  ヤマハミュージック関東新潟店、新潟大学生協購買部

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